コーナーからの [玩具持ち出しの禁止」について
主に2歳組までの行動です保育室のコーナー(ままごとコーナー、絵本コーナーなど)からの玩具、 本類の持ち出し禁止(おやくそく)が,あちこちの保育園で見られます。そうねえ、室全体に細かいものが散らばってしまいますよ、ね。 コーナーから玩具を持ち出し、あちこちへばらまいて歩くことは・・保育者としては・・1. コーナーの玩具類が無くなっちゃう 2. 皿や人形など、コーナーで遊ぶべきものである 3. 保育室の、コーナーから離れたところに散らかされると、片付けが大変である 4. 他の場所ではままごとの玩具の正しい使い方をしなくなる保育の上では ウウン??と頭をひねる?けれど・・ 私は、ままごとコーナーから物を持ち出すにはそれ相当の理由(生育過程)があるのではないかと思います。 そこに、自由な発想があるのではないか・・その発想が結果的に間違いであっても、試行錯誤という 言葉もあるし、何もしないよりは行動的な姿のほうが、ぼんやりしているよりは良い。 良し悪しは別として、“してみたい。やってみる”気持ちが萎えないようにさせたいなと思います。 ほらほら、あの、創造的な活動・・・の芽生え?(乳児でいたずらな子ほど、行動能力に長ける)この子はやっと1歳になったばかり。 L型パーツを押してきました
この子たちこそ、トーマの可動遊具を駆使して せっせと自分の意思を表現する子たちなんですから・・そこで現実にもどり・・ ぶっ散らかす。ままごとコーナーの玩具が持ち出され少なくなっちゃう・・への対策 1.散らかす・・は、片付けの時間に全部やればいい。ただし、踏んで危ないものが床にあったら それだけは踏まない場所に移動しておく(そもそもそんな玩具乳児室に置かない方がいい・・ 例。ミニカーとか、フィルムケースの玩具とか・・は、踏んだら転倒する) 2.持ち出したらコーナーの玩具が少なくなっちゃう・・には、別の玩具をかごに入れておき、それを補充する そんなに沢山玩具は無い・・には、ソレあの、家庭から持ち寄った、空の容器類、あれです。 踏んでも怪我をしないような空き容器で補充しておきましょう。 3 単にばらまきたい場合は、アレです。つまり、(「ざらあけ」散らばらせる、だけが楽しい) あのね、このぶっ散らかしは0歳組または1歳組の始まりで盛大にやらせてください。 そして2歳になるのよ。(“ざらあけ”対策は、このページに掲載されています) 最後に、散らかしを許容してくださる保育士さん方へ 〇 ぶっ散らかしを嫌がらないで。良いとこあるし、片づけも簡単。 1.走り回る場所(ちらかし床面)もなくなるから、走れない。 2.玩具の大片付けなんか、ラクチン。(ぐしゃぐしゃの中に四つ這いになり、移動しながら ぐしゃぐしゃを勢い付けて分別する。あとは箱に入れればよいだけ。うーん、一人で2分くらいかな。ぐしゃぐしゃの中で子どもガ考え、選び、組み合わせをしていく育ちを、 よく見て観てくださ――い!