２００５年２月

テーマ　庭遊びの環境づくりについて
　　　　　よくある質問にお答えします　

庭遊びを盛んにしたいが・・
　・今まで使ったことのない遊具を入れてみた・・？
　・子どもたちが思うように使ってくれない
　・安全性にどう配慮したら？

保育士の皆さんから、よくある質問にお答えしまーす！

問　遊具を作るための費用、時間、手間が十分にない
答　作るものの種類は少ない。〔木の家、畳表のパーツ、ぐらい）
　　第一段階は主に　敷物類と風呂桶、腰掛けをたくさん購入することです
　　みんながこれで遊びだしたら、ゆっくり第二段階を考えてください

問　　庭遊びの実践を始めるにあたって職員間で意見の対立などは？
答　　ウフフ。　私、とーまが、園長でした。子どもが喜ぶ、危なかったらすぐ撤去する
　　　など、少しずつ慣れたら次を入れました。安全なものから既成事実をつくった、というわけ
　　　どこでも通用するやりかたではないけれど・・遊具を職員がすぐに評価してくれたわけ

問　おろした遊具に保育士がつく必要があり、人手が取られる
答　遊具につくのは、その子が使用初めた時点。遊具に慣れ、興奮時期が
　　収まれば、恒常的にそばには付かない。
　　ただし、時々出すとまた興奮不慣れ、カンの鈍りがはじまるよ。いつも出しておいてね

問　可動遊具の出し入れ準備や片付けに手間がかかり、手がまわらない
答　そこそこ。いつも子どもが出し入れするのです。そういう環境づくりを。
　　　〔本ページ。置き方の項参照）

問　積極的に遊びの中に入っても良いでしょうか
答　遊んでいる子どもたちに、だまって聞いてください。
　　　ほんとに遊べているときは多分、先生はお呼びでないよ
　　　２歳前期頃までは、初めから遊びを構築できないので、担任が
　　　お膳立て〔テーブルを出したり並べたり）で取り付き場をつくって様子を見てね

問　砂山で繰り返し遊んでいます
答　砂場は水を入れるだけで（汽車など小物も用意）遊びの発展度がぐっとちがう
　　季節にもよるが最大限に水の使用をさせてやって

問　園庭で自由に遊ぶ中でのルールきめ、伝え方は
答　子どもよりも大人がなるべくルールを背負うことね。
　　実践では、可動遊具を入れて３年の間に、子どもへのルールがあったことを、
　　大人がすっかり忘れていました。
　　　（ほんとに危ないかどうか、声かけを先にのばして行動の先読みをしていたら、
　　　　子ども自体にも"危ない"、読みが結構ある、のもわかったしだい）
　　
問　すべりだいの逆のぼり、大きいしゃべるの振り回しをどうして止めない？
答　すべりだいの周囲やしゃべるの振り回しの周囲に他の子どもがいなかった。
　　　本人もそれを分かっていてやっているな、と保育士が読んだから。
　　　要は子どもの行動そのものをちゃんとどっかで見ていること。

問　固定遊具に保育士がついていなかったようだが、安全面の考えは
答　"危ないようならそばへ寄る"　の一言に尽きる。
　　危ないかどうか、担任なら子どもの個別判断できる。早くから声をかけて止めさせるか、
　　も少し様子をみてみるか・・うん、ここが保育力の発揮のしどころ。
　　あなたはもっと力を持っている！・・

いよいよ忙しい年度末に入りますねー。みなさん健康に気をつけてお過ごしくださーい！