片づけるという自主活動について（園庭遊び編）
　　　　片づけたい時、片づけたくない時

片づけの時間なのに、アレ？片づけたくない例をご紹介・・(4歳組)

・園庭遊び―豊かで溢れる遊具類がある園庭環境での片づけです。

・園庭遊び１１時２０分頃、アレ？　4歳組男児7～8人の行動が、変。
　散らばっている板を踏みつけたり、放ったりし続けている
　遊んでいる様子ではないし、片づけでいるわけでもない。

・トーマが担任に

　トーマ　「あのさあ、板使っている子たち、どうして片づけていないんですか？」
　担任　　「エート、今日はまず、園の周りをぐるっと回る散歩をして、
　　　　　　それから庭に入ったんです。たまにはこんな遊びもいいかと思って
　トーマ　　あー、そうだったの、と答えておいたが・・

・・それで、解説

　ぐるっと外を回って庭に入って、エイヤと板を引っ張り出して並べ始めたら
　「お片付け」の指示。（まあまあ、気の毒に。この子たちはこれから
　板やタイヤで遊びたいのに、もう片づけが始まったんだ。
　だから、片づけも遊びにも実が入らず、気持ちを整理できないこの姿。

片付けもみんな、自主行動だった子どもたち

他種多数の可動遊具による遊びの終始はおよそ９０分。（ほかで話しましたねー）
遊ぶのは１０分だけよ、では、満足までに至らない。・・
子どもの行動は担任の時間配分で生じた不満感の現れでありました。
養成校で教えられても、いざ実践に移すのはむずかしいことですねえ。

＊後記　多種多数の可動遊具でたっぷり遊べる時間があれば、どの子も
満足のいく遊びができる。そして自分の納得できた時間が来ると、
さっさと片づけてしまう。今日の活動には子どもなりの理屈があるのです。
（どうしてですか？と見学者に聞かれるが、他の実践園も、そうなのですけど）

＊片付けの課題　ありますよ！毎度片づけない子が組に1～2名居る。
いかにも片づけている動きだけを見せながら、働いた顔して室に入る。
そのサボりを見ながら、他の子たちは嫌な顔もせずにさっさと片づけている。
黙っていると卒園までこうだった。
さあ、今後この現象を、一体どうしてくれようか！
＊良い案があったら教えてください。