1.4月になったら・・新入児に早く馴染んでもらえる場所づくり
見渡せる場所が広くない。玩具、遊具に囲まれている、から始まります(1) 第1期 まず安心してもらう。守られグッズ箱、パック類の配置
・新入児を集めてコーナーへ担任と共に入ってしまう・その場所はままごとコーナーを使うか、または場所を囲む
・守られている、安心できると思える狭い空間で過ごすこと
(2) 第2期 家で見たような玩具を発見させる―手を出し始める
・玩具が目の前にあり、床には箱、布団などがあること・敷布団1枚、一人用段ボール箱。三角箱、パックパーツU型を置く
・傍に居る先生はいつもの先生である
(3) 第3期 玩具を持って箱の中に入り、落ち着く
・玩具で遊び、布団の上や箱の中、担任の傍で過ごす(狭い中に包まれる感じなどで安堵感が湧く、と、泣きや恐怖感が消える
(4) 室内全体を覗き、見渡すようになり、出入りが始まる
*これで、新入園児は恐れも少なく自主的、自発的に、1歳組に融合できるようになります
2.1年間を通した1歳組の基本的な室内の整備
・まずは子どもの自発性に基づき身体活動が巧みに育つ環境を・可動遊具を加味すれば自主、協同、創造活動がしっかりと育ちます
(1) 興味関心を惹く可動遊具を作ろう
・0~2歳組に手がかからなくなった前年度の秋ごろから遊具つくりを・手作りの牛乳パックは四連を多く、L型も2~3個、U型は4個ほどが使える
(2) 新入園児の分析と保育の見通し
・人数、男女比、月齢、個と集への配慮を加えるなどで遊べる環境をさらに整備します(3) 大と小の動きに合わせて室内エリアを考える
・食事のテーブルは食べ終わったらお絵かき、パズル、絵本などの場に活用・おうちごっこのコーナーと、お絵かきなどのコーナーで座る遊び場はこの2か所
・その他は大きく体を動かせる可動遊具類で遊べる広い場所の確保、ここは午睡の場になる
(可動遊具の効用などは、東間の著書やトップ頁のリンク等を参照ください)