混乱を起こさず、すっきり自主遊びができますように
1.押入の下、保育士の第一印象は、「良さそうね」
・何人かで遊べる・・・仲間遊びが生まれる?
・落ち着けそう・・・担任がままごとコーナーをつくればいいのか?
・出入りが激しい?・・・隠れ家や、おばけごっこなどが起こりそう
2.デモ、保育士の鋭い観察によれば・・・あまり良くなさそう?
・ままごとコーナーにすると、荒れてしまう?・・・落ち着きたいのにふざけごっこも始まる・ほっとけば出入りが激しい?…楽しいが子どもの流動が早いだけで終わってしまう
3.さて"静"のままごと?ふざけの"動"?どちらのコーナーになればいいの?
押入の下はなんたってはいるだけでワクワクするなのに、一か所しかないから、静と動、どっちの軍勢もこの場所がほしい
4.解決策を考える。1歳後期あたりから、環境次第で主体的仲間遊びができる筈だから
ままごとコーナーを固定してつくってしまうと、入りたい勢いの子の反乱にあうだから・・・ある日は静である日は動でどちらも盛大に遊べるように。これを自主活動で可能にしたい
5.トーマの案ですが
先に押入の場を取られたグループは押入の次に選べる場の仕掛けをつくる(1) まず押入の下には可動遊具―多種多数を押入下部に入れておく
・まず可動遊具を外に押し出してから、おもむろにあいた押入れに構築がはじまる・押入の場所は、静でも動でも早く取りかかった方の勝ちとする
(2)次に選べる仕掛けとは・・・大型ぱたぱたを開いて設置。
そうすると、子どもの活動予測は・・・こちらがだめならあちらがある-大型ぱたぱたの場所に可動遊具を運ぶ
6.エ-?自主活動そんなにうまくいく?
大きいぱたぱたコーナーが生きてくる。「いいとこみっけ」!とそうよ。あとからの軍勢は押入の外に出された牛乳パックの遊具類を運んで、この場所へ構築を始める。そんなに都合よく子どもが動くかな?うーんたぶんね。ものはためし。
後出し組の方が場所探しや遊具運びにより頭を使い、工夫することは必定。
長い目で見てうまくいかなかったら? あなたが、また次の方法を考えてね
保育力は子が育つ力になる。 環境が良ければ遊びの価値はぐんと上がる