1.トーマの経験からですが・・
遊ぶものの数は多いほうがいいと思います・無駄な奪い合いが激減します
種類も多いほうが喜ばれるし、遊びの質も高まります
・自ら惹かれるものが探し出せるほどの種類
・それらを組み合わせながら考え、工夫してくれるから
・おまけに、何人かで取り組んでもらえるから
(1歳組から、協同活動がはじまりますよ。保育学会にも発表しました)
2.保育指針の原理から考えてみましょう
人との関わり、自主自立の態度が育つには・自分が興味を持って関わる対象を見つけることから始まります
・遊びが盛んになるほど物や人への関わりも増えてくるようです
3.しかししかし・・遊ぶものを
沢山出すと困るのよ・・という保育士の方へ・ばらまく、ちらかす、物を大切ににしない。この行動をどのように 受け止める?
・散らかしは、自己選択のための“良いもの探し”をしているんだ・・と
(お店のバーゲン品漁りの熱気とおんなじね、と思えば?)
・自己選択が楽しくて“のってるのね”と思っちゃったら?
・いちいち片付けさせないで。テンションが下がるから
4.種類の多さが創造力を生む
・単一の遊具が数あってもあまり創造物を作れない。種類の組み合わせから、“なにか”が創られる(世界の発明品は、今や異質のもの同士の組み合わせから生まれていますよ・・フフフ)
5.豊かな自然が少ない市街地の保育園には、代わりに豊かな遊具類を
・自然の中に子どもが居る・・から、遊具の中に子どもが居る・・というふうに・好きそうなものは? 幼いほど、なぜか大きくて重い物が好まれる
・これが基本になって、次に玩具類が付属品として選ばれる
*室内の例です。遊具、玩具等を写真でご紹介します
重くて大きく、とても好かれる手作り製品です
6.“散らかす”から、“片付け”へ
・たっぷりたっぷり遊んだあとは、乳児だって片づけを喜ぶ・特に大きいものは片付けてくれるのが早いですよ!
*以上は一つの切り口から。遊びの環境づくりのもっと深い意味を話し合いたいですね!