２００７年７月

テーマ　昔・・地域の子ども集団が存続した知恵
　　　　　「でぶでぶ百貫でぶ」の歌の深い意味

「でぶでぶ百貫でぶ　電車にひかれてぺっちゃんこ！」

「やせやせ一貫やせ　風に吹かれて飛んでいけ！」

百貫とは・・小錦より重い。そんな重い子はいない
一貫とは・・４キロ足らず。　そんな軽い子はいない

超現実を無視し、互いの体重関係なく囃したてあう集団が出現する

始まりは二人。相手に対して囃し始めると？？周りに仲間が集まってくる
どっちかについて、相手側をこの歌で攻めまくる
楽しいなんてものでなく、真剣なはやし？威嚇？足踏み鳴らし、飛び跳ねる

ただのけんかのようでもあるが・・そこにドラマあり・・

スミちゃんは、どーして”でぶ”についたのよ、あたしが”やせ”でいけなかったのかな
あたしは悲しみで「でぶでぶ」の声がだんだん小さくなりました

もうひとつのドラマを見てね

攻める集団は、”やせ”への攻撃チャンスをこんな形で狙っていたのかもしれない。
そしてこのゲームは心身、声のエネルギーを使い果たし、相手のすごい形相がおかしくなると
みなでアハハと笑い出して終わりになる。だから、どんなに相手をはやしても、アハハの終わりが来ることを皆良く知っている。

　しかししかし、攻める側のせいせいさに比して孤軍のショックは、さすがにアハハだけでは済まない。

彼が今後２-３日はおとなしくなることも、皆知っている。

おかしくも、ちょっとおっかない人間関係の修復の知恵を、子ども集団は持っていたのだ。

今は子ども集団も無いから、おとな達でさえこんな「おもしろ人間関係修復劇」を知らないでしょうね・・